第37章 酒は詩を釣る色を釣る
「ふッ……」
服の下でハッキリと存在を示す逸物がびくつき、時雨先生が唇を噛む。
荒い呼吸を震わせながら、無抵抗にわたしを見つめる。
布地を力強く押し上げる頂点を手のひらで包めば、その熱が布越しにでも鮮明に分かり、しとった感触すら伝わってくる。
「んっ、く……ッ」
張り詰めた感触を手で弄びながら時雨先生に話しかける。
「ずっと見てたんですか?」
「ああ……」
時雨先生が浅く頷けばぞくりと下半身が震えた。
中に残る熱が下腹を疼かせ、わたしは火照った顔で時雨先生を上向きに見つめる。
「……どう思いました?ねえ、何を思って見てたんですか」
「…………」
息を荒くつきながら、ふいと目線を逸らす時雨先生に自然と口角が上がる。
「見てたんですよね、全部……中に出されたのも」
耳元に囁くと、時雨先生の昂った熱がびくんと蠢き、肩が上下する。
零れる熱い吐息が興奮を伝えるようで、中心がもどかしい。
こくりと生唾を呑み、わたしはベッドに腰を下ろした。
「……舐めてください」
秘部を晒し、両膝を立てる。