第37章 酒は詩を釣る色を釣る
目を見開く時雨先生に見せつけるように大きく脚を開く。
絡み付くような視線を感じれば、火照った秘穴がひくつく。
聖くんと混ざり合い、絡み合った濁った汁が垂れ落ちていく。
伝い落ちる感覚に腰を震わせ、ゆっくりと顔を上げた。
戸惑いで表情を引き攣らせる時雨先生と目を合わせ、
「聖くんの、全部……綺麗にしてくれませんか」
にこりと微笑みながら口を開く。
時雨先生が肩を強ばらせ、生理的な嫌悪感と不快感を露わにする。
躊躇った顔で固まる時雨先生に笑顔を向けたまま、言葉を続ける。
「ご褒美、欲しかったんでしょう?舐めるの好きですよね」
「は……、そ、それは……っ」
その場に突っ立った時雨先生を見据え、笑顔を解く。
「早く」