第35章 商人の嘘は神もお許し
「ンッ……!うっ、くっ!んッ、や、だっ……!」
わたしに手淫を中断され、時雨先生は永夢くんを心底鬱陶しそうに見る。
「うるっせえな……ローター足りねえんじゃねえのか……」
永夢くんの目が吊り上がり、きっと睨みつける。
「な……ッ!うるっ、さいぃい……っ、紗都ちゃんっ、オレもっ、頑張っ」
永夢くんの上擦った声が更に震え、身体を痙攣させた。
背筋を反らし、びくっびくっと竿が振れる。
「んッんんんっ!いっ!……ああああ、ぁッ!」
「……文句言ってる最中にイったのかよ、このガキ」
時雨先生は失笑し、呆れたように吐き捨てる。
わたしはもー、と困った顔で時雨先生を諌め
「意地悪ばっかり言わないでくださいよ」
ひくひくと肩を震わせる永夢くんの傍に座った。