第35章 商人の嘘は神もお許し
わたしの両目は細い弧を描く。
脚を組み、時雨先生を静かに見据えた。
「それだけじゃないですよね、ちゃんと全部見せてください」
「…………」
時雨先生は黙って上着を脱ぎ、肌着と共にシャツを脱ぎ捨てた。
色白な上半身を晒し、伏し目がちに細い息を吐く。
そのままゆっくりとパンツを下ろし、下着をベッドに落とした。
時雨先生の両腿の間から垂れた長い尻尾がベッドの上で揺れる。
菊座に挿入したプラグからふさふさの長い尾が伸びていた。
時雨先生は上気した表情でわたしを見る。
その目は羞恥でうっすらとしとっているも、下半身のモノは既に芯を持ち始めていた。