第33章 水に燃え立つ蛍
わたしは永夢くんを横目に映しながら、自身の纏った白衣に手をかけた。
留めておいたボタンを外し、一思いに脱ぎ捨てる。
そのまま手の位置を下げていく。
スカートの裾を持ち、
「え、ちょ、せんせっ……!」
永夢くんの目の前でたくし上げた。
永夢くんが息を飲む。
真っ直ぐに穴があきそうな程に見つめられて、全身がじわっと熱くなる。
永夢くんの視線の先にあるわたしの秘部は甘く疼いている。
わたしは微かに熱っぽい呼気を洩らし、太ももを擦り合わせた。
下半身が僅かに揺れ、腰辺りで作った蝶々結びが振れる。
中心部分とお尻に密着した薄い布地は、紐だけで繋がれている。
両サイドで紐を結んだ際どい下着、永夢くんの眼前に晒された生脚。
永夢くんは荒っぽい呼吸を繰り返し、一心にわたしを見ている。
普段は見られない永夢くんの生々しい息遣いや表情に、わたしの顔が火照る。