第31章 猫に鰹節
わたしの下半身が疼いて熱を帯びる。
加虐心がそそられ、頭の中で嗜虐的な欲望と熱が渦を巻いた。
わたしは昂った欲求をぶつけるように、
「……どうします?今、わたしに触って欲しいですか?それとも、もうやめてほしいですか?」
斗真先生に甘く誘いかけた。
「や、やめてほしくないです……ッ」
斗真先生は震えがちに口を開いた。
「ぁ、おれ……丸木戸先生に、触って欲しいですっ、今、触ってください……!」
わたしは片笑んで、斗真先生の太ももに手を這わせる。
「ン、はあッ……」
斗真先生は法悦に浸った息を吐き出す。
「よく言えました」
「丸木戸先生っ丸木戸先生……」
「斗真先生、机の上に手ついてください」
「は、はい」
斗真先生がデスクに両手の平を置く。