第4章 毒を食らわば皿まで

ゾクッとした。

わたしは両足を上げ、

「可愛いこと言わないで下さいよ、わたし、歯止めが利かないかもしれないですよ……」

硬く勃起した性器を蹠で挟んだ。

「うあッ！」

時雨先生は短く叫ぶ。

しゅっしゅっと両足を動かし、細かく摩擦する。

「ん、ああぁッ……！は、ぁ……！」

足を上下する度に時雨先生は身震いし、扇情的な声で喘ぐ。

ぎゅっと強く挟み込み、擦り上げる。

性器がびくつき、鈴口から透明な粘液が絶え間なくとろとろと溢れる。

足先で掬い、性器の根元に擦り付ける。

「ん、う！うッ」

踵で付け根を踏みつける。

とんとんと叩くと、時雨先生は蕩けた顔で歯を食いしばる。

「うッ、あ！あ……そ、それっ……！」

「我慢してくださいね」

「え……」

わたしは両足裏に力を込め、大きくなった逸物をぴっとりと挟み込む。

時雨先生が悶え、身体を跳ねさせた。

「あッああ……！」

腕を動かせない為に、痛み混じりの快感にひたすら打ち震える。

わたしは根元から精液を絞り出すように一気に両蹠を上げた。

「あああぁあッ！」

浮き上がった脈に足裏を押し付ける。

「あ、駄目、無理ッ……！」

わたしが先端部から脚を離した瞬間、

「いくッ……！」

時雨先生は足裏に押し出されるように精液を噴き上げた。

「あ、ぁあッ……」

時雨先生は吐精の快楽に身震いし、ぐったりと脱力する。

鼻腔に届く青っぽい臭い。

わたしは足を上げる。

足にまとわりついた白濁した精液。

足の指を開閉すると、白濁液が粘つく。

「……勿論、どうすればいいか分かりますよね」

時雨先生は黙ってベッドから下りる。

床に跪き、上半身を傾ける。

わたしの足にそっと舌を這わせた。