• テキストサイズ

男子校の女王様。

第26章 三十六計逃げるに如かず


「お、おれだけ服脱ぐの、なんか恥ずかしいっす……」

わたしが可愛い、と微笑むと更に顔を上気させて俯ける。

斗真先生はそろそろと全裸のまま、床に四つん這いになった。

わたしは斗真先生の硬くしまった背中に跨り、太ももで挟み込む。

斗真先生の腰にぴたりと下腹を押し付け、

「ん、ンっ……」

体重を預けた。

斗真先生はピク、と身体を揺らす。

はーっはーっと熱い息を散らしている。

興奮が滲み出るその様子に、わたしは笑みを浮かべる。

「ほら、お馬さんはどうするんですか?」

「う……っ」

斗真先生はぺたぺたと歩き出した。

想定外な程、軽快な歩み。

わたしは目の下の斗真先生に問いかける。

「……重くないんですか?」

斗真先生は顔を上げて大きく首を振り、

「え?いや、全然っすよ!重いなんて!余裕っす」

何故か嬉しそうに断言する。

相当キツいはずなんだけど……。

わたしは軽く息を吐き、パドルを握る。
/ 575ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp