第24章 産屋の風邪は一生つく
「あッ……!うっ……」
切っ先から熱い飛沫が飛ぶ。
びくびくと躰が跳ね、強い快感に熱い吐息を絞り出す。
可愛い、可愛い、大好き。
「紗都せんせ、ごめんっ、好き……っ」
はあっと荒っぽく息を衝き、片手でスマホを触る。
大量に保存された写真、画像、スクリーンショット。
猫、空、クラスメイト、板書、流行りのスイーツ、好きな歌手……。
無数にあるそれらを手早くスクロールし、紗都せんせーの写った一枚を表示する。
それだけで腰がゾクッとして、肌が激しく粟立った。
「ふ、うッ……」
汗ばんだ手のひらに収めた欲を強く撫で擦る。
「あ、あ……」
指で敏感な先端を撫でる。
指の腹がぬるっと滑り、快感で恍惚とした。