第22章 亭主の好きな赤烏帽子
「はっ、あ、ぁ!き、気持ちいいです、ご主人様ぁっ」
「ふふ、良かったです」
「んぁああぁ……ッ!」
サヘルくんの反り返った肉棒を摩擦する。
「いっ、あ、ぁ!」
熱り立った根元から先端部分へと、搾り取るように扱く。
浮き上がった血管がびくっびくっと震えた。
「ご主人様っ、ご主人様ぁあっ!あ、ぁ!」
先端部分からビュクッと熱い白濁が噴き出す。
滑液がぼたぼたと滴り落ちていく。
「ごめ、んなさ、っ、う、ああっ……!」
✱
「ごめんなさい、ごめんなさい……ボク、勝手、に……」
すんすんとすすり泣くサヘルくん。
わたしはサヘルくんの肩をそっと抱き、優しく撫でた。
「大丈夫ですよ、ちょっと焦らしすぎましたね」
「ご主人様……ありがとうございます……」
サヘルくんはわたしに軽く撓垂れ掛かり、表情を緩ませる。
細くなだらかな肩が触れ、わたしはきゅっと口を結んだ。