第22章 亭主の好きな赤烏帽子
サヘルくんの息は上気し、目はうっすらとしとっている。
潤んだ目でわたしを見つめた。
「はいっ……紗都せんせいの、プレゼントですから……」
「今ここで見せてくれますか?大丈夫ですよ、保健室の鍵は閉めてますから」
「……はい……」
サヘルくんは頬染め、目線を下げる。
自分の制服に手をかけた。
上着を脱ぎ、カッターシャツのボタンを摘む。
ひとつ外す度に、サヘルくんの口から吐息が溢れ、指先が小さく震えた。
サヘルくんがボタンを全て外し、シャツの前部が大きく開く。
恥ずかしそうに顔を伏せ、そろりとカッターシャツを脱いだ。
男子用のスクールインナーがサヘルくんの体躯を包み込み、線の細さを引き立てる。
サヘルくんは肩を丸め、肌着の裾を持つ。
緊張したように唇を食み、一気にインナーを捲った。
白いフリルが揺れ、女性用のセクシーランジェリーが顕になった。