第21章 高嶺の花
「服、脱いでくれますか?あ、下だけでいいですよ」
永夢くんは頷き、
「うん……」
制服を直ぐにずり下ろす。
下着の中で、既に永夢くんの自身は大きく勃起していた。
狭苦しそうにテントを張り、頂点に染みを付けている。
「こ、こっちも……だよね」
永夢くんは恥ずかしそうにわたしの方を見る。
「はい、それで四つん這いになって欲しいなあって」
永夢くんは目線を下げた。
「は……恥ずかしい、かも……オレ、斗真ちんの前は……」
わたしは一考する。
「……確かにそれもそうですね」
備品の包帯を手に取った。
斗真先生の方に身体を傾ける。
「斗真先生、永夢くんがこう言っているので……」
「……え?」
不思議そうにする斗真先生の背後に回り、
「動かないでくださいね」
包帯を引き伸ばす。
斗真先生の目元に当て、ぐるりと巻き付ける。
「えっあっ、あの!?」
「ね、可愛い生徒の頼みですから」
「そっ、それはっそうっすけど……」
二周三周と回し、斗真先生の目を覆い隠した。
後頭部で包帯を結び、固定する。
「う……」
斗真先生は頬を赤くし、複雑そうな表情を浮かべる。
「ごめんなさい、ちょっとだけ待てますか?」
斗真先生の唇にぷに、と触れる。
斗真先生はぴくっと肩を上下させ、頷いた。
「……はい、ま、待ちます……」
「いい子」
わたしは斗真先生の頬を軽く触る。