第20章 悪事千里を走る
わたしは爪を立てるようにして、時雨先生の自身を布越しにぐりっと指で押した。
筋張った竿を強く刺激され、時雨先生は衝動的に大きく身を逸らす。
「ンっんんッ!ふっ、う……!」
びくんびくんと悶絶する時雨先生。
わたしは恍惚に目を細めた。
痛みに身体を波打たせて、その気持ち良さに声を漏らす姿に、下腹部がじんじんと熱くなる。
自分でも可笑しいぐらいに気持ちよくなってしまう。
頭がぞくっと痺れた。
「ふふっ、冗談ですよ。今日虐めるのはこっちじゃないですもんね」
わたしは婀娜っぽく笑って、
「あ……っ!」
時雨先生のファスナーをジッと一気に引き下ろした。
大きくなった肉茎が下着の中で熱帯び、窮屈そうに張り詰めている。
「腰上げてくださいね」
時雨先生はぶるっと身体を震えさせ、腰を浮かせた。
「っ、う……ッ」
ズボンを下げ、下着を脱がせる。
猛々しく屹立した性器が腹部に反り、先端部からぴくぴくと熱を放出している。
つ、と時雨先生のお腹に垂れる透明な分泌液。
下半身がゾクッと甘く痺れ、酩酊感が身を包んだ。
立ち続けに頭に昇る激しい高揚。