• テキストサイズ

男子校の女王様。

第20章 悪事千里を走る


わたしは時雨先生にちらりと目線を投げる。

「人の私物を勝手にあんなことに使っちゃダメですよ」

デスクの鍵付き引き出しを開ける。

「時雨先生のお仕置はこれでしてあげますね」

時雨先生の目が見開く。

わたしが取り出したのは、男性器を模した玩具が付いたバンド。

腰に固定することが出来る革紐の中心から、やや細めの小さいディルドが伸びる。

人を犯すための道具、ペニスバンド。

時雨先生は察しがついたのか、引き攣った表情で、

「…………」

僅かに目元を赤くした。

わたしはペニスバンドを装着し、椅子から腰を上げる。

時雨先生の前に立ちはだかり、腰に巻き付けた玩具の先端を軽く撫でた。

ふるっと先が揺れ、玩具がしなる。

「どうですか?」

時雨先生の口端からフーフーと零れる荒い息遣い。

感に堪えないような、興奮しきったような。

そんな時雨先生の気持ちが手に取るように分かる。

わたしは興奮で乾いた唇を舐めた。

ゾクッとした快感が背筋を走る。
/ 575ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp