第17章 風が吹けば桶屋が儲かる
涙目で身体をブルブルと震えさせ、肉棒から涎を滴らせる。
「ふふ、可愛いですね……」
わたしは時雨先生の全身を見る。
綺麗な体中に纒わり付く赤い縄と白い肌のコントラスト。
美しい亀甲模様が出来上がった。
時雨先生の体つきを肉感的に強調する。
「時雨先生、鏡で見ます?すっごく可愛いですよ」
「あっ、や……っ」
時雨先生が反射的にあげたか細い声が嗜虐心に火をつける。
「もう、時雨先生っわたしを煽ってるんですか」
「あッ!あぁっ」
張り詰めた逸物を引っ張るようにじゅぽじゅぽと扱く。
時雨先生はびくんと身体を揺らし、
「ッ……!」
歯噛みする。
手のひらで真っ赤になった亀頭を包み込み、擦りあげる。
「あの女の子も、こんなふうに時雨先生に責められたかったんですかね」
くすっと笑むと、時雨先生の身体が反応する。
身を捩り、熱い吐息を零す。
「うっ……あ、ぁッ」
「きっと、自分の願望が詰まった贈り物がこんなことに使われてるなんて思いもしないでしょうね……」
手で前後に刺激しながら、
「自分を責めてくれるドSな先生……とか、ですかね?」
優しい声色で劣情を責め立てる。
時雨先生の自身はわたしの手の中で絶頂に近づいていく。
「んっ、く……あぁッ……」
わたしは手の動きを止め、時雨先生を一瞥する。
羞恥心で赤く染まる顔に浮かぶ、もどかしそうな表情。
わたしは口端を上げた。