第17章 風が吹けば桶屋が儲かる
出来た輪っかを広げ、縄を背中に回す。
両の肩甲骨が出た、丸みを帯びた背筋。
背で縄を交差させ、胸元に回す。
徐々に縛られていく身体、強まっていく拘束感。
「んッ、く……」
時雨先生はうっとりとした声をあげた。
「気持ちいいですか」
「あ……丸木戸……気持ち、いい……もっ、もっと……」
わたしは縄をもう一度輪に通して、ぎゅっと引っ張った。
「あ、ああぁっ……!」
六角形になった縄がら肌の上で赤く咲く。
それを何度も繰り返し、下腹部に到達した。
期待にうち震えるそれはびくびくと先端部が跳ね上がり、脈打っている。
縄を太ももに這わせ、下向きに通す。
膨らんだふぐりの下を縄が通り、激しく主張する陰茎をぎゅっと縛り付けた。
「あッ、あああッ……!」
勃起した陰茎は縄を通され、突き出される形になる。
強調された肉棒の下を縄が滑り、股座を縛り上げる。
内腿の間、敏感なそこを縄が擦りあげる。
時雨先生の自身は強制的に、上向きに持ち上げられる。
「ふッ……う、ッ……ぁ、あぁぁ……」
縄によって更に激しく主張させられる逸物。
鈴口から濃い涎がぽたぽたと垂れ落ちる。