第9章 肉を切らせて骨を断つ
中指を真っ直ぐに伸ばす。
中が変形し、反射的に締め付けが強くなる。
「あぁ………!」
中にぐいぐいと押し込み、ピストンする。
律動を刻むと、聖くんは腰を砕けさせる。
膝は振動し、足腰にも力が入っていない。
前立腺を潰すように指を前後させると、鈴口からぴゅくぴゅくと汁を飛ばす。
「サヘルくんから聞きましたよ?聖くん、サヘルくんに結構キツいこと言ってるみたいですね」
「はッ、はあぁッ……!あ、うっ」
わたしは顔を顰めた。
「それでサヘルくんは登校拒否、に……ねえ、話聞いてます?」
手を真っ直ぐに振り上げる。
快感を貪る、淫乱な尻を思いっ切りぶっ叩いた。
「ンあああ!」
聖くんは悲鳴を上げ、腰を振った。
「あ!イクううッ……!」
勢いよく射精し、
「……ぁっ……」
聖くんはベッドに倒れ込んだ。
わたしは携帯を構え、カメラを起動する。
聖くんは脅えた表情で、身体を僅かに逸らした。
「や……撮、撮るのかっ……」
カシャリと音がする。
その乱れ切った姿をカメラに捕えた。