第9章 肉を切らせて骨を断つ
前立腺をゆっくりと転がし、内側に向かってぎゅっと押し込む。
聖くんは全身をガクガクと震えさせ、恍惚とした声を漏らした。
「あッ、あ、はっ……イク、出るぅッ……」
わたしは甘ったるい声で喘ぐ聖くんに微笑み、カーテンの外に声をかけた。
「サヘルくん、来ていいですよ」
外からカーテンが引かれる。
「……は?」
状況を理解できず、唖然としている聖くんの視線の先に
「聖先ぱ……い」
サヘルくんが立っていた。
「聖くん、見られるのが好きなんですよね」
聖くんはガタガタと身体を揺らし、サヘルくんを睨みつける。
声を荒らげた。
「ち、がッ!おい!サヘルお前ッ!」
サヘルくんは身をすくめた。
「ひっ……!」
わたしは突っ込んだ指で、前立腺を引っ掻いた。
「あああッ!ん、ッ!くッ、うぁあ……!」
嬌声と共に、指がぎゅうっと締め付けられる。
「ほら、見られたから締まった」
「違う!違、うぅッ……!」
聖くんは涙声で否定する。