第9章 肉を切らせて骨を断つ
わたしはくすっと笑い、中指に指サックを付け替える。
多めにワセリンを塗り、
「ああぁ……!」
中指をねじ込んだ。
「ん……うう……ッ」
小指よりも強い圧迫感に、聖くんは呻き声をあげる。
指を動かすのを止めた。
「痛くないですか?」
「い……痛くない……」
「ほんとですか?無理は禁物ですよ」
問いかけると、聖くんは喘ぎ混じりに声をあげた。
「ほんと、だ……今さっきよりも、長くて、太いの、いい……」
とろとろになった甘い声に、わたしは苦笑した。
「才能ありますよ」
指をくいくいと動かし、
「ああぁあッ!」
ぷっくりと膨れた前立腺を撫で上げた。
「ひ、ぃ!あ、あぁッ!」
聖くんはビクンと飛び上がり、背筋を痺れさせる。
前立腺を転がすように指先で押す。
中指をくいっと押し曲げたまま指の腹で押すと、
「はあぁあああッ……!あ、ああ……!」
聖くんは震え声を出し、腰を激しく揺らす。
一定のリズムで押す度に、聖くんは涙を滲ませて悶絶する。
硬くなった性器は涎を流し、ぴくぴくと脈打つ。