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邯鄲の夢【NARUTO】

第7章 七夜




次の日。未だ深く傷を負ったサスケの面倒を隠れ場所にて彼の仲間“蛇”に託し、トビと鎖羅は再度、別アジトの管理へと向かった。しかし、蛇が来るのを待っていたら出発がかなり遅れてしまっていたため、道中の小さい里で昼休憩をとることにした。

里の繁華街は多くの人で賑わい、その理由として道のあちこちにぶら下がっている提灯が挙げられる。そう、この里は今日は祭事の日であり、里の活性化の為にも里の門は解放されていた。

「うへぇ…賑やかなのはいいンスけどさっきから全然進みませんね………」

「ハハ…そうですね。こんなんじゃお店見つけるのも……」

バシバシと道行く人の肩に被っている笠がぶつかるので、仕方なく脱いで俯きがちに歩く。こんなにも人が多ければ、暁の新人二人の顔といえど割れてしまう可能性は高い。

だが、鎖羅にとって祭事というのは慎ましやかに行われるものであった為に、あちこちでどんちゃん騒ぎが聞こえるというのはとても珍しく、楽しい気持ちにさせるらしい。



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