• テキストサイズ

邯鄲の夢【NARUTO】

第19章 十九朝



「え〜〜っと……トビがぁ、マダラで、でも本当はマダラじゃなくて、本物のマダラは穢土転生されてて……じゃあトビは誰なんだよ?!」

「あの髪色からしてうちはの者に違いは無いはずだ」

小南はうんうんの頭を捻る飛段にそう言い、鎖羅を角都にみせた。

「……これは、傷口を縫ったとしても回復するかは分からんぞ」

「構わない。手当が終わるまでに医療班を呼んでくる。」

鎖羅の体を包んでいた紙が背中の羽に集まり、ぶわりと風をおこして飛んで行った。
鎖羅がどこかへ消えてしまったあと、足があるデイダラと小南は一足先に戦場へと向かった。空中からデイダラのスコープで偵察していると、一人の仮面の男と戦う鎖羅が見えた。

デイダラの話によると、その男は火遁を使い、また写輪眼を使っていたようだ。

「イタチさん、なにか心当たりは?特徴からして同じうちはであることは確実ですし」

イタチはそう問いかけた鬼鮫に、僅かに振り向いて鋭い眼光を向けた。

「お前にもあるはずだ」

「……いやいや、イタチさんには敵いませんねぇ」


角都は皮膚を荒い縫い目で縫い合わせる。サソリが生命兆候を確認しているが、険しい顔からしてかなり危ないようだ。



/ 389ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp