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邯鄲の夢【NARUTO】

第17章 十七朝




イタチの話によるとナルト達と別れた後、森の外れにてサスケと鉢合わせたイタチは、穢土転生術者───薬師カブトの元へ向かった。大蛇丸の力を得たカブトとの戦いは容易なものでなく、最終的にイタチのイザナミにより恐らく現在もなお無限ループの中にいるらしい。

そして重要なのはこの後なのだ。
イタチはカブトから穢土転生の“契約解除”の印を聞き出した。そして自分はもう、術者の縛りからは解き放たれていると言うのだ。


「そのカブトの潜っていたアジト内にアナタが横たわっていた。予め近くのゼツのチャクラを餓鬼道で吸い取らせてたようだ。」

ペインは自分の身体が死亡時の輪廻転生後とは打って変わってハリを取り戻しているのに気づいた。
イタチから教わった印を結ぶ。すると寄りかかっていた木の幹から身体を起こせるようになった。数回手を握り、瞬きをすれば生前のように力が漲ってくるのを感じる。

「……戦況は」

「フッ……アナタならもう感じ取れているはずだ」

2人の視界の先には、ゆらゆらと狼煙が燻る海岸線が見える。



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