• テキストサイズ

邯鄲の夢【NARUTO】

第2章 二夜




「目が覚めたか」

「っげほっ、げほっ」

「まさかS級犯罪者がバランス崩して溺れるとはな……チャクラコントロールが苦手なのか?」

体を起こし、サソリが差し出したコップを受け取る。薬を煎じた湯のようだ。

「チャクラの回復を早めてくれる。飲め」

苦い味に顔を歪ませながら飲み干した。外套はびしょびしょに濡れて身体にかかっている。後ろを振り向くと三尾がひっくり返って浮いていた。よかった、仕留めは出来たようだ。

「うおっ、なんだその病人みたいな出で立ちはよ、うん」

「デイダラ、チャクラ伝導率が最高の粘土で作って欲しいものがある。設計はこっちがやるから帰ったら作れ」

「なんだよ、傀儡の仕込みか?」

「まあそんなところだ」

「ってか、三尾仕留めたのか。意外とやるじゃねーか、うん」

「行くぞ、一尾と三尾両方封印しなきゃならねえからな……」

サソリとデイダラの鳥に飛び乗り、鳥に繋いだ縄で巨体引きずって外道魔像の元へと向かった。

/ 389ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp