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邯鄲の夢【NARUTO】
第11章 十一朝
「それだけだとは言わないだろうな?」
「まさか。かの二代目火影の禁術、穢土転生を遂に完成することが出来た。」
「……!」
「大蛇丸様よりも更にパワーアップしたゾンビ達を用意することが出来る。」
「十分だ」
トビは仮面の穴から写輪眼を浮かび上がらせる。男は若干身構えたが、直ぐに体制を直した。
「申し遅れたね、薬師カブト。」
「……トビ……いや、うちはマダラだ」
黄色と赤色の瞳が交錯する。
音一つない洞窟内で二人、己のチャクラが腹の底から沸き立つ音を静かに聴く。
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