第27章 〜番外編その4〜
『男の子でも女の子でも
母子共に健康に生まれて来てくれたら
私は、もうそれだけで嬉しいよ。
桜奈、無理だけはしないでね!』
と、心配してくれる詩織に
『ありがとう、しぃちゃん!
先輩ママとして、色々教えてね』と
にっこりする桜奈。
すると、家康と遊び疲れた双子達は
詩織にの元にやってきて
二人で詩織の膝に顔を擦りつけた。
『あー、いっぱい遊んでもらったから
おネムになったかなー。良かったね。
おじちゃんに遊んでもらって楽しかったねー』
と二人の頭を撫でる詩織。
家康も、ソファーに腰掛けると
疲労感が滲み出ていた。
『お疲れ様ー、家康さん。
双子ちゃん達も、おネムだから
そろそろお暇しましょうか』
『はっー』と一仕事終えたとばかりに
深く息をはくと、『だね、そろそろ帰ろうか』と
桜奈に同意した。
『じゃ、しぃちゃん、うちら帰るね!
しぃちゃんも双子ちゃん達とお昼寝して
身体休めなね!』
(きっと、夜もゆっくり
眠れてないかもしれないし・・)
『うん、ありがとう。そうするわ。
でも、私は夜も寝てる方だよ。
この子達が夜泣きすると、信長さんが
いち早く気付いて、宥めてくれるから
私、気づかないで寝てんの。
だから、二人ともパパ大好きっ子でさ
私なんて、時々中間外れだもん。』
『お義兄さん、やっぱり優しいし
マメな人なんだねー。しぃちゃんも
子育て楽しんでるし、ほんと安心したよー
じゃ、また遊びくるね!』
『うん、待ってる!いつでも来て。
久々に話せて楽しかったよー』
(ほんと、久々に会話のキャッチボール
しました!って感じ。)とにっこりした。