第5章 〜知りたい〜
大笑いしながら、桜奈をみると
俯き、恥ずかしそうにしながら
でも本当に、嬉しそうに微笑む姿に家康は
(///キュン///)と胸が締め付けらた。
『そんなに、好きなんだ。徳川家康のこと』
『えへへ、そうなんです。大好きで。
すみません、いきなり、手握ったりして
つい、興奮しちゃいました。
実際に徳川家康の末裔に会えるなんて思っても
みなかったので、もう、昨日から、色々と
やらかしてばっかりで、超、恥ずかしいです』
と言って恥じらう桜奈。
『いや、そんなに、喜んでもらえるなら
徳川の末裔も悪くないよ。俺、初めて
この名前も悪くないって思えたかも』と
クスっと照れるように笑う家康を見て
今度は桜奈が(///何か、可愛い///)
と、キュンとしたのだった。
いつの間にか、時間を忘れて
話こんでいた、家康と桜奈。
気がつけば、午後9時を回っていた。
『あっ、もうこんな時間だ!
食器置いといて下さい。あとで
私がやりますから。先にお風呂沸かして
来ますね!』と言う桜奈に
『あっ、いいよ、俺やっとくから
居候だし、肩身が狭くならないように
手伝わせてよ』と家康。
『えっ、でもお客さんなのに、悪いですよ。』
『いいの、それに客じゃなくて、居候だし
そんな、気を遣われたら、俺の方こそ
申し訳なくて居づらくなるし』と家康。
『えっ?そんなことは・・でも・・
じゃぁ、お言葉に甘えますね!
ありがとうございます!お願いします』
とお辞儀し、顔を上げニコッとした。
『///うん、まかせて///』と言った家康の
目元は、少し赤くなった。