第5章 〜知りたい〜
手際よく、うどんを茹で
カレーのつゆを作ったり
テキパキと動く姿を、家康は
盗み見ていた。
(やっぱ、可愛いな///)
と、つい盗み見ていたつもりが
いつの間にか、見惚れていた。
次の瞬間、バチッとお互いの目があった。
(///ドキッ///)っとし慌てて目を逸らす家康。
(///きっと、お腹空いて、まだかなぁ?って
思って見てたのかも?急がなきゃ/// )と桜奈。
仕上げにネギをのせ
カレーうどんが完成すると
『徳永さん、できましたので
こちらにどうぞ』と声をかけた。
家康がテーブルにつくと
桜奈は、カレーうどんと七味を
家康の前に置き
『お口に合うといいんですが///
あの、不味かったら無理はしないで
下さいね。』と、自信無さげに言い
自分の分も運ぶと、二人で手を合わせ
『いただきます』と食べ始めた。
案の定、家康は、山のように七味を
かけていた。
『やっぱり、辛いの好きなんですね
七味をそんなにかけて食べる人
初めてみました』とクスクスと
笑う桜奈。
『そう?これくらい、俺には普通だけど?
さっきは、はぐらかされたけど、俺
昨日も辛いのが好きなんて、一言も言って
ないんだけどねー』と家康は、桜奈を見た。
(ギクッ)とし、
(///すれ違った時に、見惚れて会話聞いて
しまいましたーなんて、絶対言えないよ。
それでなくても、昨日と今朝のことで
危ない女だと思われてるかも知れないしー
どれも、不可抗力だったけどさ///)