第5章 〜知りたい〜
下に降りると、家康がソファに座り
スマホを見ていたが、桜奈に気づくと
『俺も、何か手伝おうか?』と声を
かけてきた。
『大丈夫です。作るの簡単ですから
座って待ってて下さい』ニッコリする桜奈。
(///よし!とりあえず、普通に会話できた。
そうよ、徳永さんは、私のことなんて
間借りした家の娘くらいにしか思って
ないんだから!
それに、徳永さんには彼女さんがいる。
自分だけ意識してテンパるなんて
自意識過剰過ぎ!そっちの方が恥ずかしいよ。
よく考えたら我ながら自分に
ドン引きだよー、普通にしよう!)
と、思いながら、相変わらずドキドキは
続いてはいるものの、冷静を心がけることに
決めた桜奈。