• テキストサイズ

また、恋してくれますか。

第25章 〜番外編その2〜


そして、次に目に入ったのは
何やら、興奮気味でフンスッと
鼻息の荒い桜奈。

愛花を見つけた途端、タッタッタと愛花の元へ
近づくと
『店長!分かりましたよ!』と
凄い発見でもしたようなキラキラした目で
愛花を見つめる桜奈。

『えっ?あっ?な、何がわかったの?
てか、待ち合わせの時間は、平気なの?』

『まだ大丈夫です!でも、もう帰ります。
それより、分かりました!
ぴったりな表現がありました!!

私、前から優しい眼差しで見てるって
いってましたけど、自分でも
それって、ただ優しいとは
違ってると言うか、何か、こう
それじゃ足りないような、なんて言うか・・』
身振り手振りで説明しながら
それから、真っ直ぐな目で愛花をみて

『でも、さっき分かりました!愛しいですよ!
愛しいなんですよ!!
店長も政宗さんも愛おしいそうに
お互いを見てるんですよ!』

ギョッとした顔で桜奈を見つめ
(えっ?い、愛おしいっ・・・
そんな話、政宗に聞かれたら!!)
パッと政宗を見た。
政宗は、まだ何の話かイマイチ飲み込めて
ない様子だった。
これ以上、政宗に聞かれてては、ダメな話だと
直感した愛花は

『な、何の話?よく分かんないけど
ほら!そろそろ出ないと
間に合わないんじゃない?
せっかくのデートに遅れたら、大変だよ!』

オロオロしながら、必死に誤魔化し
なんとか、話を切り上げさせ桜奈を
帰らせたい愛花。

だが、大発見に興奮する桜奈に
そんな遠回しな誤魔化しが、通じる訳もなく・・

更なる、核心をつく。

/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp