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また、恋してくれますか。

第25章 〜番外編その2〜


『いや、いや、いや、いつの時代の
話をしてんのよ!そんな子供の頃の
話したって、あの時30になっても
嫁いってなかったらって言わなかった?』

愛花の言葉にムッとして行く政宗は

『なんだよ、覚えてるじゃんかよ。
俺はずっと本気でそう思ってたのに
愛ちゃんは違ってたのかよ?何?それとも
ただのでまかせで、俺の気持ちを弄んだのか?

まさか、もう他に好きなやつでもいんの?』
とあからさまに不機嫌になって行く。

『えっ?弄んだって・・・
そんな子供の頃のこと、言われたって。
それに、どうして急にそんなこと?
政宗にしたら結婚なんて先の先の
ずっと先の話でしょ?
まだ大学生生活がこれから始まるわけで
結婚したいくらい素敵な
人と出会うかもしれないじゃない。

それなのに、どうして結婚の話なんて・・・
あーっ!、もしかして揶揄ってる?
仕事ばっかで、私にはどうせ彼氏も
いないだろって?
行き遅れる前に、俺がもらってやっても
いいよ的な冗談?
あっ!お正月の首のあれも、イタズラか!?
えー、もう、ちょっと酷くない!
年上揶揄って遊んで楽しい?
私、心配されなくても、結婚なんて
まだまだ、全然考えてないけど?』

(えーっ?どう言うこと、冗談だよね?
まさか本気?いや、絶対、有り得ないよ
だって、6つも上だよ?慕ってくれては
いるだろうけど、それは好きってこと
じゃないでしょ!)

政宗の本意が分からないまま
頭を抱えたくなる愛花は、
ただの冗談として流して
話を終わらせようとしたが

政宗は、固い表情のまま
少し切なげな顔で

『いや、俺は至って大真面目に話てるし
揶揄ってるつもりもないよ。
18になったら、高校を卒業したら
明日にでも、愛ちゃんと結婚したいし
できるって、ずっとそう思ってきたよ。
愛ちゃんは、俺のことどう思ってんの?
愛ちゃんには、俺は弟みたいなもんにしか
思えないってこと?』

(やっぱり冗談としか受け止めて
くれないのかよ?
どうやったら、俺が本気だって伝わる?)
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