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また、恋してくれますか。

第25章 〜番外編その2〜


引越しを終え、早速カフェの
下見がてら見に行くことにした。
オープン前から、手伝いがてらバイト予定に
なっていたこともあり
どんな雰囲気の店になっているのかと
気になってもいた。

改装中のカフェを除くと
土曜日にもかかわらず、愛花が
業者の人と打ち合わせをしていた。

(相変わらず、忙しそうだな・・・
いつ、休みとってんだろ、愛ちゃん?)
まさか、いるとは思わなかったが
正月以来、会えてもいなかったから
ラッキーだと思った。

何やら図体のでかい人が覗いていると
スタッフに報告された愛花が
ドアの方をみると、政宗と目が合うと
(よっ!)と言う仕草をして見せた。

ドアを開け
『政宗!どうしたの?
4月に入ってから、バイト予定でしょ?』

『あー、まっ、そうなんだけど
挨拶がてら、様子見に来たんだよ』
と、後頭部を撫でながらそう話した。

『そうだったの?引越しは終わった?』

『おおっ!ほぼ終了。愛ちゃん昼飯は食った?』

『いいや、まだ。食べる暇ないし』と
首を横に振ったが

『政宗は?今日は、あと少し打ち合わせしたら
終わるから、ご飯食べに行く?』

『奢り?それなら喜んで!』とクスッと
したが

『はいはい、奢って差し上げますよ!
まともに、合格祝いも卒業祝いも
してやれてないからね!お姉さんに
任せなさい!じゃ、あとちょっとだけ
待ってて。』と仕事に戻っていった。
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