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また、恋してくれますか。

第3章 〜君を見つけた〜


『そんなもの朝から見たら、
キャッーじゃなくギャーでしょ。

違うのよ。家康君がシャワー入ってる
からって言ってんのに、桜奈ったら
ボーっとして、洗面所のドアを開けたのよ。

朝から、イケメンの逞しい裸体を
拝んじゃったんじゃない?
(ちょっと羨ましい気もするけど)

勝手に、裸見られて、叫びたいのは
家康君の方だろうに。

大丈夫よ。ちょっとした接触事故よ。

年頃の男の子と女の子が一緒に
住むんだからそれくらいのことは

これからいっぱいあるわよ。』
と、動じない千里。

『えーっ、それって、どうなの?』と
オロオロする鷹介。

『どうもしないわよ。』と話していると
家康が出てきた。

『ごめんねー、家康君、びっくり
させちゃったわね。』

『あっ、いえ、パンツは履いてましたから
水着姿を見られたと思えば、全然。

それより、桜奈ちゃんを驚かせ
ちゃいましたよね、すみません。』

『家康君が、謝る必要ないわよ。
シャワー浴びてるって言ってんのに

ボーっとして、聞いてない桜奈の
落ち度だから、気にしないで。

これから、こんなことがまたあると
思うけど、気を悪くしないでね。』

『はい、大丈夫です。俺は男だから
全然平気ですけど、さっきの逆は
ないように、俺も気をつけます。』

『ははは・・頼むね、家康君。
一応、嫁入り前の大事な娘だからさ』と

家康の肩に手を乗せ、心配で半泣きになり
お願いする鷹介。

『今で、そんななら、お嫁に出す時は
号泣しそうね、鷹介さん』と千里は揶揄った。

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