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また、恋してくれますか。

第3章 〜君を見つけた〜


自室に戻った桜奈は
また、心臓がバクバクしていた。

(あーっ、やっちゃった。もう、私やっぱり
昨日から変!!昨日揶揄われたのだって
元々は、私が躓いて先に乗っかったわけだし

それで、さっきのあれでしょ?
絶対、変態だって思われてるよね。
あぁ恥ずかしい!!
顔合わせるの気まずいなぁ・・)

『桜奈、急がないと遅刻するわよ
早く支度して、ご飯たべなさい!』と
千里の声がした。

時計を見て、『うわぁ、ヤバっ』と
バタバタと支度し、ささっと食事を済ませて
行ってきまーすと、嵐のように出て行った。

家康は、部屋に戻っていたので、顔をあわせ
ないまま家を出たのだった。

(はっー、気まずいけど、今日帰ったら
ちゃんと謝ろう・・・)

『ピーンポーン』と詩織の家のチャイムを
押すと、『おはよう桜奈』と
詩織が出てきた。

『おはよう、しぃちゃん』と言って
どんよりする桜奈。

『桜奈?昨日から、5歳は老けてるよ
生活に疲れた、うちのお母さんみたいな
顔になってるよ?』と詩織。

『ほんと、実際、疲れてるよ。10歳は
老けた気分よ。はっー』とため息をつく桜奈。
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