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また、恋してくれますか。

第20章 〜それぞれの道〜


買い物を、終えて政宗のマンションに
到着し、それぞれが『お邪魔しまーす』と
中に入っていった。

シンプルな部屋だったが
キッキンだけは、まるでショールームで
見るような豪華なシステムキッチンに
桜奈も詩織も

『うわぁー!凄い』と目を見張った。

『凄いですねー!立派なシステムキッチン
お料理しやすそう!!』と言う桜奈に

『だろ?俺の自慢のキッチンよ。』と政宗は
ドヤ顔で答えた。

『へぇ、このマンションのキッチンは
こんな豪華なつくりなんだぁー』と言う詩織に

『あぁ、それは違うよ。この部屋は親父名義の
部屋だから、キッチンも俺専用でリフォームして
あるんだよ。』

『それは、それで凄いですよね?
なんかプロ仕様って感じ』

『まぁな、新しいメニュー考えたり
試作する為に、リフォームして
もらったからね。

そのかわり、バイトと新作のメニュー作りを
鬼のようにさせられるよ。仕事には私情は
挟まないから厳しいのよ、うちの親父は。』
政宗の仕事に対する真摯さは
お父さん譲りなんだーと思う桜奈と詩織。

一緒にバイトしていれば
軽口の第一印象は、上辺だけだとすぐわかる。
それさえ、高い接客スキルの表れ。
本質は、真面目で職人気質のような人。

『じゃ、腹も減ってきたし早速
準備を、始めようぜ』と政宗。

それから、皆で準備を始めた。

政宗主導の下、家康は焼肉用の七輪と炭火の
準備。

桜奈と詩織は、食材のカット

政宗は、焼肉のタレとデザート作り。

みんなでワイワイと作業しているところに
『ピーンポーン』とインターホンが鳴った。

インターホンの画面には
パンケーキ屋の店長で政宗の歳上の
幼馴染でもある坂上愛花の姿があった。
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