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また、恋してくれますか。

第19章 〜祈り〜


次の日の夜

家康は、信長の自宅を訪れた。
ピンポーン

『きたか、入れ』インターフォン越しに
信長の声がすると、すぐにマンションの
オートロックが解除され自動ドアが開いた。

部屋に迎え入れられた家康に
『飯は食ったのか?』と尋ねる信長。

『ああ、兄貴を待ってる間に済ませたよ。
さっそくで悪いんだけど、書類書いて』と
封筒から、連帯保証人を記載する用紙を
だして、テーブルに広げた。

『コーヒーでいいか?』

『あ、うん。コーヒーで』

家康の前にコーヒーの注がれたカップを
置くと、自らもカップを手に、テーブルに
つき、コーヒーを飲みながら
書類を確認していく信長。

『夏休みいっぱい、世話になるんじゃ
なかったのか?』と、視線は書類に落とした
まま尋ねる信長に

『栞さんが、戻ってくるしね。
久々の家族水入らずに、他人は
邪魔だろう?』

家康をチラッと見て
『そうか』とだけ答えると
書類を書き始めた。

『小夏とは会ってるのか?』

『うん、たまに会ってるよ。
元気にしてるし、相変わらずだよ。
そっちは、光秀さんとは連絡とってるの?』

『まぁな、あいつも向こうで
元気にやってるらしい』

『そうなんだ・・・小夏には
全然連絡ないみたいだし・・
まぁ、別れたんだから当たり前か・・』
(小夏が俺を庇って怪我さえしなきゃ
今頃は、結婚してたんだよな・・)

『小夏の元カレのいや、モト婚約者の心配か?
小夏と光秀が連絡を、取り合えば
いいと思ってるのか?
それは、お前が小夏と婚約が重荷に
なったってことか?』
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