• テキストサイズ

また、恋してくれますか。

第16章 〜慟哭〜


少し休んでから、必要な物を持って
病院へと戻った千里。

暫くして、鷹介が帰宅し
3人で、夕食を取りながら
栞の話をしてた。

『パパ、お姉ちゃんは、まだ熱下がらないの?
さっきママから状態は少し聞いたけど。』

『うん、まだ熱は続いてるけど
昨日よりは、楽に息できてるように
なってるし、もうすぐ目を覚ますんじゃ
ないかな?信長君が診てくれてるし
大丈夫だと思うよ。久しぶりに会ったけど
本当に立派なドクターになってて、驚いたよ』
と、懐かしむように語る鷹介。

『久しぶりって、どれくらいぶりに
先生に会ったの?』

『そうだな、初めて会ったのは徳永達の結婚式で
徳永のお姉さんに抱っこされてたけど
可愛かったなー。
あとは阿茶子ちゃんと家康君が生まれた時に
お邪魔しに行ったけど、信長君は
まだ小学生だったからな。
でも、その頃からとても落ちついてて
大人びた子だったけど、生まれたばかりの
阿茶子ちゃんのことも、家康君のことも
可愛くて仕方ないって感じで
優しい子だって思ってみてたよ。』

『え゛っ!あの兄貴が優しい?』と
あり得ないと言いたげな家康。

それを聞いてぷっと吹き出す桜奈。

『えっ、信長君優しいでしょ?』と
何か間違ってた?と言う顔の鷹介。

『あっ、いや、俺にはあんまり優しく
ないから、つい・・・』と、納得
いかない様子の家康。
/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp