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また、恋してくれますか。

第15章 〜再会〜


あり得ない出来事に、バタバタしていた
桜奈は、一気に力が抜けた。

家の中に戻ろうと、身を翻すと
視界がぐらつき、よろけたところを
家康が、咄嗟に支える支えてくれた。

一瞬だけ触れた桜奈の身体は
さっきの冷たさとは、打って変わり
少し熱があるようにも思え

『おい、大丈夫かよ』と言うと

すぐに体制を立て直し
『大丈夫です。すみません』と
家康から離れた。

『とりあえず、先風呂入って、あったまって』と
家康に言われ、まだ寒気のとれていない桜奈は
『すみません、じゃあ先に入らせて
貰いますね』と、お風呂へと向かった。

お風呂に入りながら、どんどん気分が悪く
なっていく桜奈。
やっとの思いで、身体を洗っていたが
身体は、鉛のように重たく感じ
頭痛と気分の悪さに、湯船にもたれかかるように
浸かりながらぐったりしていた。

(お姉ちゃん大丈夫かな?
戦後時代が戻って来たの?それとも
時を超えたって話は作り話?
なんで、私と家康さんの名前知ってた・・
ダメだ・・頭痛いし、だるくて
ちゃんと、考えられないや・・
もう、そろそろでなきゃいけないののに・・
身体が重い・・動きたくない・・・)

すると、ドア越しに家康の声がした
『桜奈大丈夫?寝てたりして
ないよね?』
なかなかお風呂から出てこない桜奈を
心配して見にきたのだ。
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