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また、恋してくれますか。

第15章 〜再会〜


コーヒーをもらって戻ってきた桜奈。

『店長、はいどうぞ』と愛花にコーヒーを
差し出した。

『ありがとう』と言って、コーヒーを
飲むと、ホッとした顔になる愛花。

『凄い雨になってました。稲光もすごいし
一時避難で、入店してきたお客さん達も
びしょ濡れでした・・・』

『そうなの。だから、桜奈ちゃん
休憩終わったら、そのまま仕事上がって
大丈夫よ。この雨じゃ、お店も直ぐに
空いてくるだろうし、雨で電車が止まっても
大変だから。気をつけて帰ってね。
傘は、持ってきた?』

『あっ、はい。家を出る時、母に言われました
けど、ロッカーに置き傘してるので
大丈夫です。』
(家康さんは、傘持ってでたかな?)

『きっと、傘さしてても帰る頃には
ずぶ濡れだろうから、風邪ひかないように
気をつけてね』

『はい、ありがとうございます。
じゃ、お皿片付けたら、お言葉に甘えて
上がらせて頂きますね。バイトは
次は明後日だから、私は、大丈夫ですけど
店長こそ風邪ひかないで下さいね。
政宗さん、心配しちゃいますから』と
微笑む桜奈。

『私は、大丈夫よ!パティシエって
思ってるより、体力勝負の仕事だから
体力には自信ある』と、力こぶを見せる
ポーズをすると
『それに、政宗は心配どころか
鬼のいぬ間の何とかで、好き勝手するから
目を光らせとかないと』と悪戯っぽく
笑った。
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