• テキストサイズ

また、恋してくれますか。

第15章 〜再会〜


桜奈を見送りながら
『揶揄い甲斐のある奴だなぁ〜』と幸紫。

『だろ?超、可愛いし、癒しだな』と政宗。

(確かに、見てて飽きない奴だけど)
『お前、狙ってんの?』と幸紫が政宗に聞くと

『おうよ!ずっと、付き合おって声かけて
んだけど、揶揄われてるとしか思われてない
らしい。結構、自分の事には鈍感ちゃん
なんだわ。また、そこが可愛いんだけどな
お前、手ぇだすなよ』とピシっと指差し
幸紫に釘を刺す政宗。

指された政宗の手を、どかすように
『出すかよ!俺、あんな、いかにも女の子です
ってタイプ苦手、すぐ泣きそうだし、めんどい』
と幸紫。

『そうか?ああ見えて、かなり意思の強い子だと
思うぜ。まぁ、そのうち分かるだろうけど
だから、惚れんなよお前』とまた、指を差す
政宗に『だから、ないよ』と、また政宗の
手をどかすように、下におろした。

(本気なのか?ただ、揶揄って遊んでんのか?
相変わらず読めねぇヤツ。まっ、俺には
関係ない。ああ言うタイプ、苦手だし・・
面白い奴だとは、思うけどな・・・)
と幸紫は思っていた。

『ほら、仕事しようぜ』と幸紫が言うと
『おう、そうだな。そろそろ、おっかない
店長も御帰還する頃合いだしな』と政宗。

二人は、それぞれの持ち場に戻って行った。
/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp