• テキストサイズ

また、恋してくれますか。

第9章 〜秘密〜


サーッと力が抜け(ハハハ、そうきたかー・・
びっくりする程のど天然なやつ人生で
初めてみた・・・)と開いた口が
乾く家康だったが、ハッとし

『そ、そうそう。料理付き合ってもらえば
絶対、上達すると思うよー。あっ、あとで
連絡先も教えるから・・・』
(誤魔化せたけど、誤魔化せてないし
結局、政宗に近づく流れ作ってるし・・・
今日の俺は、俺じゃない)と、がっくりする
家康だった。

『はい!宜しくお願いします!
お料理付き合ってもらえるか、どうかも
せっかくの徳永さんのアドバイスなので
相談してみます!』ニッコニコの桜奈。
(嬉しいな、徳永さんがアドバイスして
くれるなんて♪)

(ですよねー・・・)苦笑いしか出ない家康。

(確かに、このど天然と無自覚なら
よほど強引に迫らない限り、好意を持って
いることすら気づいてもらえないよなぁ。
好きな気持ちで余裕なく必死に告白しても
この、天然解釈の破壊力じゃ、誰も恐くて
告らなくなるわなー)

今朝、詩織が言っていた桜奈は結構モテる
と言いながら、彼氏ができない理由と
無自覚ハイレベルの意味が、心の底から
腑に落ちた家康。

そして、光成が桜奈を落としきれない
理由も分かった気がした。
/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp