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また、恋してくれますか。

第9章 〜秘密〜


『なんだよ、なんだよ、早速、俺の噂話?
俺がどーのって聞こえたぞー。
はい。お待たせー、特別にサービス
しといたぜ』と政宗が料理を運んできた。

別のスタッフも『お待たせいたしましたー』
と、それぞれに桜奈と詩織の
前にパンケーキの皿を置いた。

パンケーキを見た桜奈は
『うわぁー!!』と声をあげ
美しい宝石でも差し出されたかの様に
キラッキラした顔になった。
『凄いですね!これ、政宗さんが
作ったんですよね!』と満面の笑みで
政宗を見た。

(///ドキッ///)『おっ、おー、特別に
ベリーのトッピングもサービスしといたぞ。
まぁ食え、食ったらもっと美味いぞ』と
ニヤッとする政宗。

『さてっと』と言って、政宗は家康の
隣に普通に座った。

『何、サボってんだよ、バイト中だろ?』
と、怪訝な顔をする家康。
(よりによって、なんで今?)

『えっ?俺?』とニヤッとする政宗。
『ちょうど、休憩に入ったとこ』
と、自分の分のコーヒーとパンケーキも
ちゃっかり用意してテーブルに持ってきていた。

『えっ、まさか、ここで食うの?』と
言う家康に

『あったりまえじゃん。
お前だけ、両手に花なんて、いい思いさせるわけ
ないだろ!たっぷり、邪魔してやっからな。
じゃ、いっただきまーす』と手をわせ
一緒に入店してきた客の様にパンケーキを
食べ始める政宗。

『お前なー』と呆れる家康と
呆気に取られる桜奈と詩織。
(政宗さんって、自由な人だー)と
二人は思っていた。
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