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また、恋してくれますか。

第7章 〜進展〜


二人は、タオルで水気を拭き取り
一緒に、2階に上がっていった。

2階に上がると桜奈は
『徳永さん、すみません。庇って
私の下敷きになってましたけど
ほんとに怪我はないですか?』
心配と申し訳なさそうな表情で
家康を見つめる桜奈。

ジッと見つめられ、思わず
目をそらし『///俺は平気、あんたの方こそ
大丈夫?///』と心配してくれた。

(元は話といえば、全部私のせいなのに
庇ってくれて、心配してくれて
徳永さんは、やっぱり優しい人・・)

しゅんとしながら『私は徳永さんが
庇ってくれたから、どこも何ともないです。』

『そう、なら良かった。』と桜奈の
頭に触れ、『俺もほんとに大丈夫だから
心配しなくていいよ』と、ポンポンと
頭を撫でた。

(///ポッ///)
(あっ、頭撫でなれたー)

『早く、着替えた方がいいよ、なんか顔が
赤くなってきてるし、熱でたらテストに
影響するよ』とまた、優しく声をかける。

(ハッ!そうだ、明日のこと聞こうと
思ってお風呂場に行ったんだった!)

『あの、徳永さん。明日、明後日で
家庭教師してくれる約束だったと
思うんですけど、明日、友達から
図書館で勉強しないかって
誘われてて、それで、徳永さんが
面倒じゃなければ、友達と一緒に
勉強教えて欲しいんですけど・・・
ダメですか?』

濡れた髪と頭を撫でられたことで
照れてしまい、うっすらと紅色に染まる頬。
それでいて上目遣いで、困った顔で
お願いするように家康を見つめる桜奈。

その桜奈の姿が
家康には、妙に艶っぽく見えてしまった。
(///ドクン///)
手の甲を口に当て、見つめてくる桜奈から
逃れるように、ほんの少し後ろに仰け反った。
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