第7章 〜進展〜
お風呂場に到着して
給湯器の操作を説明し
お風呂洗いの洗剤とスポンジを
『これで、洗って下さい、あと床はこっちの
ブラシを使ってもらえばいいんで、宜しく
お願いします』と言って家康に手渡した。
『分かった。任せて』そう言うと家康は
早速、シュッシュッと洗剤を吹きかけ
掃除を始めた。
桜奈は、一旦部屋に戻り
スマホを確認すると詩織から
メッセージがきていた。
詩織:岩田君から、明日も図書館で勉強しない?
って誘いのメッセージきたけど桜奈は
どうする?
桜奈に確認してから返信するって
保留にしてるけど。
スマホを見ながら
(うーん、どうしようかな。明日、明後日
徳永さんに勉強教わる予定だけど、二人だと
集中してやれる自信ないしなー、ドキドキして
また、やらかしそうだし・・・)『ハッー』
とため息をついた。
(かと言って、しぃちゃん達と勉強するって
出かけたら、また避けてるって思われるのも
なー)『ハッー』とまたため息が出た。
どうしたものかと、リビングに戻り
悩んでいると、千里が桜奈の
ため息に気づき『何、またため息ついてるの?』
と声を、かけてきた。
ハッとし千里をみた桜奈は
『しぃちゃんから、明日、図書館で勉強
しない?って誘われたんだけど・・・
明日と明後日は、徳永さんに家庭教師
してもらう予定だったから、どうしよう
かなって思って迷ってるとこ』と
千里に言った。