第7章 〜進展〜
楽しいそうな笑い声が聞こえる中
リビングのドアが開き鷹介が
『ただいまー』と帰ってきた。
『あら、鷹介さん、お帰りなさい』
『パパお帰りなさい』『おじさんお帰りなさい』
と、それぞれ鷹介に声をかけた。
また『ただいまー、何か凄く賑やかで
楽しそうな笑い声してだけど』と
ニコニコしながら尋ねた。
『ええ、桜奈にも将来有望株に
なってもらう為の話をしてたとこ。
鷹介さん、夕飯用意しとくから着替えて
きて』と、促した。
『そうだね、着替えてくるね!』と
着替えに向かった。
着替えて食卓につくと鷹介は
『ところで、桜奈も有望株って
なんの話?楽しそうだったけど』
と尋ねた。
『ああ、この子、来週から期末試験だから
せっかく家康君に家庭教師もたのんでる
ことだし、ビシバシ鍛えてちょうだいね
って、お願いしてたとこ』と千里。
『はい、ビシバシでやらせて頂きます』
とニヤッとする家康。
『あはは、そうか、良かったじゃないか桜奈
そりゃ、有望株にもなれそうだな』
と揶揄う鷹介。
『もう、パパまで煽らないでよ!プレッシャー
がかかるから。』と膨れる桜奈。
(勉強教えてもらえるのは有難いけど
隣に座られてたら集中して
勉強できる自信ないよー///)
『期末試験が終われば、あっと言う間に
夏休みだな。今年もバイトするのか?』と
鷹介。