第1章 二人の相性【爆豪勝己:裏】
「……!?」
突驚きが隠すせず、つい声が出ちまった。
「あの!さっきは本当にごめんなさい……。無理やり誘っちゃって。お詫びに渡したい物があるんだけど、今大丈夫かな……?」
正直、大丈夫じゃねぇ。
でも、ここで断ったら、は今後、俺の事を避けるんじゃないか。
そんな気がした。
気合いを入れ、昂ぶってた気持ちを落ち着かせ、何事もなかったように部屋のドアを開ける。
「あのっ…!さっきは本当ごめんなさい!」
は勢いよく頭を下げる。
「別に気にしてねーよ……。」
俺もお前で抜いてたし……。
逆に…悪かった……。
ただ、言える訳もなく、言葉にして謝る事が出来ない。
つーか中途半端にしてっから早く出してぇ……。
の顔を直視出来ず、下半身がウズウズする。
「あのね、爆豪が好きそうな辛いサンドイッチがあったから買ってきたんだけど……もし良かったら食べてみて!」
「は?買ってきたって、アイツらは?」
「あ〜、え〜っと、私、先に帰って来ちゃって。」
へへっ、と笑いながらは俺に、カフェの名前が書いてある紙袋を渡してきた。
俺の為に帰ってきたのか?
カフェに行くの楽しみにしてたんじゃねーのかよ。
しかもサンドイッチ、俺の為に選んだとか……。
「っ……」
考えたら胸の奥と下半身がもろに熱くなる。
ヤベェ、勃つ……
慌ててに背を向け
「もらっといてやる」
そう言ってドアを閉めようとした時
「まだ怒ってる……?」
「あぁっ?別に怒ってねーし」
「じゃあなんで爆豪くん、私から目をそらすの……?」
こーゆー所鋭いよな……。
でも言える訳がねぇ。
何かいい言い訳を考えてると
「ずっとこんな感じは嫌だよっ……!私に出来る事だったらなんでもするから……仲直りして欲しい……」
泣きそうな声にビックリして振り向くと、は目に溢れそうな涙を溜めていた。
そして俺は、のなんでもするの言葉を聞き逃さなかった。
「おい。本当になんでもするか?」
「……うん!」
は嬉しそうに返事をする。
お前は俺の事をどう思ってるか知らねぇが、お前が思ってるほど良い奴じゃねぇ。
頭の中に黒い考えが思いつく。
コイツを犯して俺のものにして、逃げれないようにしてやろうと。