第1章 二人の相性【爆豪勝己:裏】
「本当にお前ら相性悪いよなー!」
教室を出ても、上鳴の一言が聞こえた。
そう。
俺との相性は悪い。
以前、とペアを組んでB組の奴と演習をした事があった。
が時間を止めて、俺が倒す。
B組の2人を拘束し、時間解除をした時、2人を探す際に爆破した破片が1人に当たってた。
そいつは血だらけで、一時意識を失った程だ。
それからとペアになった事はない。
あの時、のペアのしての個性の使い方はわかんねーし、泣き止まねーし。
はぁ。
そんな事を思い出している間に、寮の自室に着く。
バッグを床に置き、ベッドに腰を掛け、時間が経っても思い出すのはの事ばかりだ。
「今頃、アイツらと仲良くやってんのかな」
最近気がつくと、いつもが頭の中に居る。
「そう言えば……」
今日の朝、峰田が教室でニヤニヤ言っていた独り言を思い出す。
なんでもに似てるAV女優が居るんだとか。
別に興味はないけどな……。
そう思いながらもスマホでその女優の名前を検索してしまう。
……多少似てるか…。
の方がもっと可愛い……。
って何考えてんだ俺は……。
そう思いながらもつい動画の再生ボタンを押してしまう。
「んぁっ♡///あぁん♡///」
女は男の上にまたがり、相手を誘うように腰を激しく動かしている。
動画は勿論ではないが、自分の男根が熱を持ち、硬く反り返っているのに気づくのに時間はかからなかった。
カチャカチャとズボンのベルトを外し、慣れた手つきで自分の男根を器用にしごく。
「……っはぁ……っ」
はこういう時どういう顔をするんだ。
どういう声をだすんだ。
もし、俺のを中に入れたら……。
想像しただけで、自然と動かす手のスピードが速くなる。
「はぁっ……はぁ……っ…」
ヤベェ……出ちまいそう……
射精に近づくために握る力を強くする。
その時
コンコンッ
部屋のドアのノックの音が聞こえた。
……どこのクソ野郎だ、このタイミングで……‼︎
中途半端な状態で出る訳にもいかず、居留守を使おうと思ったが
「……爆豪くん居る…?あの、です…。」
突然の訪問者はまさに今、頭の中で犯していた張本人だった。