• テキストサイズ

Life is HARDだけどHAPPY

第1章 第5棟


お昼休み


「タクマくーん!!あ、いた!ちゃん!!
タクマくんと一緒のクラスでよかった!!」

お弁当を開こうとしていると、ハルくんの声がして振り向いた。
ハルくんはこの後ろの席の人とすごく仲良しみたい。
何が良かったのかは分からなくて、曖昧な相槌になってしまう私。

「あ、うん。えーと、」
「ぼくの隣の家の子だからタクマくんおねがいね」

ハルくんが後ろの席の人にそう言うと、タクマくんと、呼ばれている金髪でちょっと不良?っぽい彼が

「...なに、ハルの友達なの?」
と、私をちらっと見た。

「うん、あ!ちゃんもお昼よかったら、いっしょにたべようよ!!」

突然のお誘い。
「ありがと...でも、いいの??」

戸惑いながらもそう聞くと、ハルくんは金髪の彼に問いかけた。

「タクマくんいいよね?」
「ハルが呼びたいなら呼べばいいんじゃねーの?女の子ならあの3人も喜ぶんじゃねーの?」

金髪の彼は立ち上がりながらそう言い、
「うん、じゃあいこうよ。」

ハルくんは、にこっと笑って私を改めて誘ってくれた。
「ありがとう、ハルくん、と、....」
「恩田琢磨」

金髪の彼をちらりと見るとぶっきらぼうに名前だけ教えてくれた。

「みんなタクマくんってよんでる」
「タ、タクマくん 、、?」

ハルくんがそういうので恐る恐る名前を口にしてみると...
「別に好きに呼べば?」

クール過ぎる表情で答えるタクマくんと、それを見てにこにこするハルくん。

「タクマくん、ちょっとクールだけどやさしいから大丈夫」

そう、ハルくんが言ってくれてホッとした。

「ありがとう、ハルくん」
「うん、ふふ」
/ 13ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp