第2章 原宿
そして、約束の時間。
待ち合わせ場所に向かうと、白い特攻服を着たチュウくんとシュンくんが既にいた。
私に気付くと2人は
「お!じゃん!あれ?お前も来ることになったんか?」
「、今日いつもよりおしゃれしてんじゃん」
と、チュウくんとシュンくん。
「ハルくんに声掛けてもらったの!だからオシャレしちゃった」
「おお!も来るの?」
声に振り向くと大きな荷物を持ったボンくん。
「え!ボンくん荷物多い!!」
「ボン、お前むこーでなにすんだよ」
と、タクマくんの声。
スケボーから下りると器用に足でボードを立てるタクマくん。
いつもながらスマートな仕草。
「おはよ、タクマくん」
「はよ、その服似合ってんじゃん」
「ありがとう」
さらっと褒めるあたりがなんか悔しい。
そして、
「みんなー!ごめん!」
「ハルー!おせーよ!」
と、少し遅れてハルくんが来て、チュウくんはハルくんの頭を軽くはたく。
「ごめん!あ、ちゃん来てくれたんんだ!ふふ」
「ふふ、ハルくんお誘いありがとう!みんなもお邪魔します」