• テキストサイズ

crazy for you.【進撃の巨人/ハンジ・ゾエ】

第7章 時期外れの新兵





「くくく・・・っ、アウラの演説、
最っっ高だったよ!最高に滾る!!」


ハンジはアウラが空いていた隣に
座るやいなやアウラの肩を抱いた。



「こっちは憂鬱ですよ・・・・・・」

「言ってしまったからには
次の調査では結果を出さないとな。」



モブリットの言葉にアウラは項垂れた。
エルヴィンの言葉と瞳にのせられ
大層な宣言をしてしまったことを心の底から後悔する。


モブリットの言う通り、
エルヴィンがアウラを迎え入れた選択は間違っていなかったのだと証明するためには相応の戦果が必要だ。



「まっ、アウラの扱いは新兵だからね。
壁外は初めてだし生きて帰ってくることが一番大事だよ。
死んでしまったら出せる結果も出せない。」


ハンジはそこまで言うと
アウラから身体を離し
パンを頬張った。


「生きていれば戦果はいつでも出せる。
焦らなくていい。」

「ハンジさん・・・・・・」


感動するアウラに
ハンジは柔らかく微笑む。
しかし、すぐに表情を変えると
アウラに迫った。


「ところでさ、アウラ・・・・・・」


ハンジの眼鏡は鋭く光り、鼻息が荒い。


「アウラの腕を見込んで頼みたいことがある!!」

/ 63ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp