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crazy for you.【進撃の巨人/ハンジ・ゾエ】

第7章 時期外れの新兵





路地裏で見つけた・・・・・・



アウラは無意識に
自身のシャツの胸元を掴んだ。


この前の路地裏といえば
アウラがゴロツキに襲われていた時だ。
アウラの衣服は奴らに破かれボロボロだった。



もしかして
モブリットさんに見られていたとしたら・・・・・・
モブリットのことを見ていられなくなり
モブリットから視線を逸らした。



モブリットは首を傾げる。
対照的にハンジはアウラに歩み寄ると
アウラの肩に手を添え、
モブリットには聞こえないよう囁いた。



「大丈夫だよ。私しか見てないから」


その言葉にアウラは安堵の溜息を吐く。
ますます意味がわからないモブリットは
眉間に皺を寄せた。


「なんの話ですか?」

「えー、女の子同士の秘密だよ。秘密!」


分隊長は女の子という年齢だろうか・・・・・・
モブリットは喉元からでかかった言葉を
ぐっと呑み込んだ。


「なんてったって私達は乳繰りあった仲だからね!」


「何言ってるんですか!?」

「分隊長!?」


ハンジの言葉に
二人の声が同時に響いた。

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